なぜ動労千葉だけが闘いぬくことができたのか 08年全支部活動者研修会 田中委員長

動労千葉全支部活動者研修会を開催

08年闘う労働組合を時代の最前線に登場させよう!

動労千葉は、1月27、28日の二日にわたり全支部活動者研修会を開催した。講演は、田中委員長と長田書記長がおこなった。今回は、田中委員長の「闘う労働運動を時代の最前線に登場させよう」と題した講演の要約を掲載します。

この時代の特徴-07年の総括

07年の総括として、07年に起きた二つの事態を見なければならない。一つは改憲国民投票法が成立したこと。もう一つは55年以来の 自民党支配の崩壊が始まったこと。全世界で労働者の大反乱が大きく広がった年でもある。アメリカでは労働運動の激しい分岐と高揚が始まり、韓国では民主労 総が激しく闘っている。ヨーロッパでもストライキが激発している。日本でも沖縄で12万人結集の大集会が闘われ、青年労働者の闘いへの決起が始まってい る。こうしたなかで11月労働者集会は、アメリカ、韓国労働者との連帯を強化し、既成の労働運動を乗りこえ、闘う労働運動を登場させるという画期的な地平 を切り開いた。
もはや資本主義体制は、命脈が尽き、あらゆる意味で社会の発展の桎梏となってしまった。根本的な問題は労働者の力で帝国主義を打倒しなければ何一つ解決 しないということだ。それは労働組合が歴史を動かす決定的な位置を持つ時代が到来したということでもある。

08年は歴史の転換点

08年の冒頭から起きている事態は帝国主義体制の終わりの始まりを示している。サブプライムローンの危機は、底なしであり、ドル暴落・金融恐慌の危機が到来している。しかもイラク戦争に膨大な予算を投入するために社会の崩壊が始まっている。
日本においても国家財政の破滅的危機が進んでいる。長期債務残高は、778兆円となり、貧困と格差はますます拡大している。非正規職労働者は全雇用労働 者の33・7%までになり。結局唯一の延命の道は改憲、戦争と民営化・労組破壊攻撃への突進しか残されていない。
この時代にいかに立ち向かうのか、改めて国鉄分割・民営化と動労千葉の闘いを問い直さなければならない。分割・民営化は戦後最大の労組破壊攻撃であり、 「新自由主義」攻撃の突破口をなした攻撃だからだ。現在の「格差・貧困社会」民営化・非正規職化攻撃の始まりだからだ。 新自由主義は、国家独占資本主義 の破産を背景に登場した。それは市場原理万能主義、企業活動の無制限の自由が要求され、その基本政策が「例外なき規制緩和・民営化」となった。何よりも新 自由主義は、労働組合への徹底的な攻撃を土台として貫徹された。その主なものがレーガンによる管制官ストへの全員解雇攻撃であり、サッチャーによる英国炭 労ストへの攻撃であり、日本における国鉄分割・民営化だった。
この新自由主義がもたらしたものは世界の就業人口の30%が飢餓もしくは失業状態という事態であり、この事態はますます深刻化している。階級対立がます ます先鋭化し、バブルとその崩壊をくり返しながら破局に落ちていく事態になっている。そしてそれは世界戦争の危機を加速させている。

新自由主義政策と動労千葉の闘い

こうした状況下で動労千葉の闘いの意味はますます重要になっている。動労千葉だけが民営化・新自由主義政策、日本における国鉄分割・ 民営化に立ち向かい、団結を守りぬいた世界に希な闘いだからだ。そして動労千葉の闘いは、分割・民営化の決着を許さなかった。二回のストライキがなければ 国労修善寺大会も1047名闘争もなかったのだ。
それだけではなくJR体制下20年の闘いにもわれわれは勝利してきたといえる。われわれは満身創痍の状態から再出発し、闘いを再構築してきた。15年に わたる組織破壊攻撃との攻防戦を闘いぬき、01年からの第二の分割・民営化攻撃との6年間にわたる攻防戦に勝利してきた。

なぜ動労千葉だけが闘いぬくことができたのか

われわれはマルクス主義の立場に立って、労働運動の原則を守りぬく闘いを徹底して貫く事をとおして新自由主義政策下での闘いを貫くこ とができた。 われわれは、労働運動の変質に抗して労働運動はいかにあるべきかを全組合員をあげた徹底した討論と職場からの闘いをもって階級的団結をつく りあげる闘いを積み重ねることによって闘いぬいてきた。
そしてこの闘いの中でつかみとった教訓は、①資本と労働者は絶対的な対立関係にあることを曖昧にしないこと。②困難な時に問われるのは指導部だというこ と。指導部、活動家が揺るぐことなく団結して先頭に立てば労働者は絶対に団結する。③労働者は、闘うことによってのみ団結を守ることができる。④資本と闘 うためにはまず自らと闘うこと。⑤どんなに小さな労働組合でも労働者階級全体の利益、労働運動全体の前進という観点を忘れないこと。である。
08年、国鉄分割・民営化攻撃との闘いに決着をつけ、動労千葉と労働運動の未来を切り開く闘いとして組織拡大闘争に全組合員の総決起をかちとろう!