『国鉄分割・民営化と闘って30年– 労働運動の変革をめざして』 出版記念会

 8月18日、東京・江東総合区民センターにおいて「国鉄分割・民営化と闘って30年/労働運動の変革をめざして」の出版記念会が百名をこえる参加で盛大に開催された。
 冒頭、先日に亡くなられた三里塚反対同盟の北原事務局長に対して黙とうがおこなわれた。開会あいさつを動労千葉前副委員長の布施さんが、「私は後書きを書かせてもらったが、この本は私の人生そのものであり、本当にありがたい。解雇撤回では不当労働行為を認めさせた。闘いはこれからであり、大きな力になる」とあいさつされた。 
執筆者の最初のあいさつとして伊藤晃さんが、「労働運動史をやってきたものとして動労千葉は格好の材料であり、この本は動労千葉と一緒に書いた。古い世代から若い世代まで協力のもとにこれからの運動の理論を創り、日本の労働運動を発展させよう」とあいさつ。
 金元重さんは、「書き終えてほっとしている。国際連帯を山本さんと書くことができた。大変だったが材料が動労千葉にあった。やりがいのある仕事をさせていただいた」とあいさつされた。
 動労千葉から田中委員長が「出版に当たり、改めて御礼を述べたい。あらゆる闘いも動労千葉だけでは実現できなかった。議論の過程もいい勉強の過程になった。72年の船橋事故闘争から45年、ごく普通の組合員の集まりだが団結して乗り越えられた。これからの労働運動の展望を読み取ってもらいたい。憲法改悪の情勢のなかでさらなるご支援をよろしく」と御礼と決意のことばを述べた。
 連帯のあいさつでは、「日の丸・君が代」と闘う根津公子さんが「北海道の教員が日の丸・君が代闘争と国鉄闘争の二つをしっかりやらないと戦争が始まるといってずっと闘っていた。しかし、最後に残った闘いは動労千葉だけだった。国鉄の次は日教組、一緒に闘う部分を大きくしていきましょう」と訴えた。国鉄闘争に連帯する会の山下さんは、「布施さんを通じて、中野ー岩井会談ができた。それ以来動労千葉との付き合いが始まった。国労は今までの闘争を総括できない。動労千葉に心からの敬意を表する」と語った。
 出向無効確認訴訟を闘う森川文人弁護士は、「判決が10月10日に出る。外注化反対の裁判は誇りに思う。9時50分から17時まで3回の熾烈な尋問を闘った。外注化は労組の分断。司法改革で弁護士もさらされている。今後も共にたたかう」とあいさつ。
 一部の最後に全国運動呼びかけ人の花輪不二男さんのあいさつと乾杯の音頭で乾杯をおこない、第二部に移り、労働現場からの発言、動労千葉から長田執行委員と永田OB会会長が、「エルダー問題が最大の課題、先頭で闘う。この本は未来へ向けてのバイブル」「一つずつ着実に総連合を全国へ」と決意を述べた。
 最後に執筆者の藤村一行さん、井町哲生さん、片峯潤一さんがあいさつをおこない、閉会のあいさつをかねて白井徹哉さんが「全国運動7年、皆さんの支援で出版に至った。動労千葉は困難な闘いを団結を武器に闘ってきた。労働者が団結して闘うなかで戦争・改憲を止められる」と語った。最後に執筆者で動労千葉を支援する会の山本さんが「この本は、過去のことではなく今から闘うために出した。戦争と改憲を阻止する、座右の書としよう」と訴え、団結ガンバローをおこなった。