『会社に殺されたのね』 尼崎事故から8年4/20現地闘争へ

 

尼崎事故を忘れるな!

福知山線・尼崎での列車脱線・転覆事故から8年が立とうとしている。我々は、絶対に尼崎事故を忘れてはならない。
107人もの生命を一瞬にして奪いさった尼崎事故は、1962年の三河島事故(死者160人)、翌63年の鶴見事故(死者168人)と並ぶ、日本の鉄道史上最大級の大惨事だ。
JR西日本は尼崎事故の責任をとっていない。事故の責任を運転士一人に転嫁している。山崎元社長の尼崎事故裁判、井手、南谷、垣内ら歴代元社長の裁判でも、事故の責任をとることを一切拒否している。

『会社に殺されたのね』

昨年12月に開かれた3元社長の裁判で、被告の井手正敬は、「経営陣はいかに稼ぐかを考える。現場が安全の責任をとるべき」と言い放ち、さらに「現場に厳しく安全追求を迫ってきた」と悪名高い「日勤教育」を完全に開き直った。
この公判で遺族の藤崎光子さんは、「『こんな人が社長をしている会社に殺されたのね』という娘の声が聞こえるような気がする。日勤教育や営利優先の方針、物言わぬ社員…これらをあなたが作り出したのではないか」と、被告席に座っている井手を激しく弾劾した。

尼崎事故は民営化の必然的結果だ!

尼崎事故の原因について、当初からマスコミなどが様々な問題点を指摘してきた。2007年には、航空・鉄道事故調査委員会は、最終報告書を発表した。しかし、誰も本当の核心には触れようとしない。
なぜなのか。それはこの惨事が、民営化―規制緩和という、中曽根内閣以降の国の基本政策自体の必然的な帰結として引き起こされたものだからだ。
尼崎事故の真の原因は、国鉄分割・民営化という犯罪的政策そのものにある。また、自己保身のためにその攻撃に屈し、民営化の手先となった労働組合の腐った幹部たちの責任も厳しく問われてきた。尼崎事故は、労働組合が企業と政府の手先となったときに何が起きるのかを鮮明に示している。

外注化がもたらすものは…

今、JRの職場では、鉄道業務のほとんど全てを丸投げ的に外注化し、数百の子会社・孫会社に分割して労働者を強制出向に駆り立て、非正規化しようとする究極の合理化攻撃がかけられている。この攻撃がもたらすものは安全の崩壊であり「第2の尼崎事故」だ。
2012年、JR西日本では、毎月毎月、線路保守の労働者が列車にあわや轢き殺されそうになるという「待避不良」の’事故が相次いだ。この事態に直面したJR西日本は、「事故は外注会社の責任だ」と外注先労働者の「犯人捜し」に躍起になった。尼崎事故を高見運転士に責任を押しつけたことと同じことをやっている。さらに許せないことに、JR西日本は「安全基本計画の最終年でJR社員の死亡事故だけは出せない」「JR社員は線路に入るな」と指示を出したという。外注会社の労働者は死んでも構わないというのか。これが外注化の正体だ。

闘いなくして安全なし!

「すべての事故責任は資本にあり!」「闘いなくして安全なし」───尼崎事故8周年にあたって、改めて反合・運転保安闘争の原点を再確認しよう。
4・20尼崎闘争を、JR資本を先頭とする民営化・外注化・非正規職化粉砕の闘いとして打ち抜き、全産別で襲いかかる新自由主義攻撃とをぶっ飛ばす闘いにしよう。4・20尼崎闘争から国鉄闘争全国運動6・9全国集会の大結集へ!

尼崎事故弾劾! 外注化・非正規化粉砕!
4・20全国総決起集会
4月20日(土)13時から JR尼崎駅北口広場