「なんにもない」 JR貨物、福利厚生制度の廃止

断じて許せない!

 JR貨物は6月、「現在、実施している福利厚生制度について、以下の通り変更する」として、「①福利厚生サービスとして契約しているベネフィット・ワンとの契約を解除し、ベネフィットステーションの福利厚生サービスを廃止する(10月1日)、②ジェフグルメカードの特別販売を廃止する(7月1日)、③宿泊施設の割引サービスとして実施している泉郷及び東急ハーヴェストとの契約を解除し、サービスを廃止する(10月1日)」ことを明らかにしました。
宿泊施設や飲食店などの割引サービスを行うこれらの制度は、貨物会社に働く労働者とその家族にとって数少ない「メリット」となるものです。福利厚生の一環というにとどまらず、昨今の低賃金状況のなかでは労働条件の一部を構成するのに等しいものです。これらの廃止は断じて許せるものではありません。

 鉄道事業の黒字化のために 

 動労総連合は、この福利厚生制度の廃止に強く抗議し、撤回を求めて団体交渉を行いました。こんな、ささやかな制度さえ、会社の回答は「鉄道事業部門の黒字化実現のための『諸手当削減施策の一環』として、撤回する考えはない」というものでした。
以前の運賃割引制度であったJRカードの代わりとしてあった、この3つの制度もなくなり「貨物には(福利厚生制度)は、もうなんにもない」と各現場からは怒りと落胆の声が上がっています。

日貨労―「廃止については受け止める」

 何よりも許せないことに、日貨労は「社員にのみ痛みを強いるのではなく、経営陣も自ら骨身を削ることを行わなくては、この先共に鉄道事業の黒字化に向けて努力することにはならない」「我々も鉄道事業の黒字化に向けて汗をかくことを決めた…従って今回の福利厚生制度の廃止については受け止める」といって、結局は会社の手先となり、国鉄分割・民営化当時の「働こう運動」を再現するというのです。
国鉄分割・民営化は「改革」、日貨労の言う「貨物改革」などでは断じてありません。安全崩壊、JR貨物の経営破綻というかたちをとって、JR民営化体制の矛盾が爆発的に噴出しているのです。

 働き度より、働き甲斐

貨物会社では延々と続く賃下げ攻撃と限度をこした要員削減、政府による財政的テコ入れだけが企業を維持する手段となり、それでも経営破綻が拡大し続ける現実は、まさに分割・民営化政策の破綻・崩壊にほかなりません。
「鉄道事業部門の黒字化」とは、ただひたすら現場労働者に犠牲を転嫁するということでしかありません。こんな理不尽なことは許せません。
「働き度を上げる」より、「65歳まで安全で安心して働ける労働条件の確立」へ、現場で働く者の誇りと、全貨物労働者の団結を取り戻し「働き甲斐を上げる」ために闘おう!
闘いは、いまから・これから!民営化・外注化、非正規職撤廃!「国鉄闘争全国運動」で闘う労働組合を甦らせよう! 動労総連合に結集しよう!


「第3滑走路粉砕」三里塚緊急闘争

7月13日、反対同盟は暫定B滑走路の東に位置する市東孝雄さんの畑を会場に、「第3誘導路計画粉砕」を掲げて185名の結集で緊急集会をおこなった。動労千葉から川崎執行委員が「農地取り上げを許さず闘う!」と決意表明をおこなった。集会後は、第3滑走路の計画が想定される対象地域でデモ行進をおこなった。