DC通信No.216

2016年6月22日

DC通信目次 

韓国民主労総へのメッセージ

「検察のハンサンギュン委員長に対する懲役8年求刑糾弾」

6月13日、検察はソウル中央地法での結審公判でハンサンギュン民主労総委員長に対して懲役8年の重刑を求刑をしたとの報に接しました。
この重刑攻撃は労働者階級を憎悪し、あくまでも「労働改革」を推し進めようとするパククネ政権の下で敢行された政治報復的暴挙であり断じて許すこはできません。
昨年11月の民衆総決起は結集した13万労働者民衆のやむにやまれない渾身の決起であり、「企画された暴力集会」などではありません。警察権力がパククネ 政府の労働政策、歴史教科書国定化、セウォル号惨事真相究明、農民問題、貧困問題等に抗議して平和的デモを行おうとした労働者・民衆の行進を車壁で封鎖し て水大砲を浴びせ、デモ参加者に再涙液を乱射する一方的な暴力を振るったのです。ちなみに私ども動労千葉の組合員らも訪韓して民衆総決起集会、デモに参加 しました。
私たちは民主労総のゼネストを含む労働改悪阻止闘争を断固支持し共に闘う覚悟です。今、日本では安倍政権によって労働改悪の最終段階攻撃が加えられていま す。この攻撃に全力で立ち向かう労働者階級の闘いを構築して行くことが、パククネ政権による労働改悪攻撃に対して闘っている民主労総の同志と真の国際連帯 を作り上げて行く道だと考えます。共に闘って行きましょう。

最終陳述でハンサンギュン委員長は、7月4日に予定される判決に対して「労働者の権利が明示されており、集会の自由が適示されいる我が憲法が装飾ではなく生きている我が国民の憲法であることを示してくれるだろうと固く信じています」と述べました。
労働者階級の力で必ずハンサンギュン委員長の無罪奪還を勝ち取りましょう。

2016年6月21日

 動労千葉(国鉄千葉動力車労働組合)委員長 田中康弘


DC通信目次 DORO-CHIBA