ついにATSの設置約束
 しかし、われわれの闘いに追いつめられた千葉支社は、8月18日、「曲線等の速度超過防止策及びATS−Pの整備拡大の実施」について提案を行ってきました。これは、国土交通省が曲線部分に関する速度超過を防止するために各鉄道会社にたいして列車転覆危険率0.9以上の箇所に速度照査装置の設置を義務づけたことによって今年度から実施するものです。この基準に該当する箇所は千葉支社管内で3箇所です。また、東日本が設けた基準に該当する61箇所にもあわせて設置することを明らかにしました。
 そして、同提案の中で併せて「追加」としてこの間の安全運転行動で最大の課題であった東浪見駅上り線のポイントに対して、ATS−SNを06年2月までに設置することを明らかにし、安全運転行動を収拾してほしいと申し入れてきました。これは9年間にわたる改善要求、そして安全運転行動を実施するなかで勝ちとった大きな勝利です。
 動労千葉は、この提案を受けて、8月31日に支部代表者会議を開催し、この間の実現した大きな成果にふまえ、9月1日をもってこれまでの安全運転行動を一旦集約し、新たな闘いにたつことを確認しました。そして、9月2日より第2次安全運転行動に突入しました。