DC通信No.42
読者の投稿広場
04/06/29

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21世紀にふさわしい組合の先駆者として
国鉄千葉動力車労働組合様
 前略、日頃よりホームページをしきりに拝見させて頂いております。
 昨今、幾多の組合が企業の御用組合に転落する中において、動労千葉様のその活力ある行動に、常にエールの眼差しを持っております。
 さて、現在において、他の労働組合に目をむけて見ると、私は「労使一体」という名のもとに、企業の方針を吟味することなく快諾し、推進を後押しするその出先となっている組合が多いですが、そのことに対し、私は思考と活動を停止しているにすぎないと、敢えていえば、労働組合としての活動を放棄しているとさえ思えるのです。
 そもそも、資本主義経済において、企業というものは、最小の投資で最大の利益をあげようとする特質がありますが、その中において、労働者をいかに安く動員するかという命題は、現代の企業にとってはある意味必然であり、その中における、合理化やリストラ、外注化政策を含めた企業戦略というのは、止むをえないと思うのです。
 だからこそ、労働組合の役割は非常に大切だと思うのです。組合は資本の論理のみに固執した戦略を吟味し、企業が社会をうるおす、そのなかには、当然我々の労働者も共にうるおう事を含めた、社会性に富んだものに変換していく、そういった作業をしていかなければならないと思うのです。
 しかし、昨今の労働組合はそんな事を忘れて、企業の道具になりさがっています。
 そんな中、動労千葉様は、企業の戦略を社会性に富んだ視点で吟味し、その中に潜む悪を暴き出し、正しい方向へ矯正する作業を、様々な妨害に屈することなく行っている、唯一の組合だと思うのです。
 是非とも、21世紀にふさわしい組合の先駆者として、業界を引っ張っていって下さい。
 ―労働者S ―

専門用語を解説するコーナーがあれば
 はじめまして。私はある情報システム会社でシステムエンジニアとして勤務している者です。
 先日、千葉方面のJRがストライキのため止まっていることを知り、ストライキを構える労組が日本にまだあったのか、と驚いた次第です。
 いったいどのような要求を会社側に突きつけてストを構えているのかと興味を持ちながら日刊動労千葉を拝読しましたが、皆様が本当に仕事に誇りを持ち、乗客の安全を真剣に考えていることがよくわかりました。
 ただ、鉄道と何の関係もない仕事に従事している私には難解な記述があったりするなど、部外者に多少厳しいホームページの作りであるという印象も受けました。
 限られた人手と時間の中では非常に難しいこととは思いますが、絶対信号や閉塞など、主張の中に出てくる専門用語を解説するコーナーがあればより皆様の主張を多くの方々にわかっていただけるのではと思います。
 私の会社でも業績不振を理由として諸手当の削減などが行われましたが、形ばかりの労働組合は会社の提案を追認するばかりではなく、リストラに直面した同僚に救いの手をさしのべることすらしなかった体たらくぶりです。
 おかしいことに対して「おかしい」とはっきりモノが言える労組がうらやましくもあり、その反面、会社の御用組合にそんなことを期待する方が間違いなのかと悲しくもあります。
 最後になりましたが、皆様のご健康とご活躍をお祈りします。
 乱文乱筆失礼いたしました。
 ―エンジニアA―


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