DC通信No.10 03/03/19
イラク開戦に対する緊急声明
home page たたかう労組ネットワーク 機関誌・紙案内 労働学校ニュース
日刊動労千葉 スケジュール 組織概要紹介 リンク集

DC通信目次 

 戦争をやめろ!

 03春闘ストライキへ!

 18日、ブッシュはイラクへの最後通告を行なった。20日にもイラクへの猛爆撃が始まろうとしている。小泉は、ブッシュの最後通告を受けて直ちにこの戦争を支持すると宣言した。断じてゆるすことはできない。
 ブッシュは2日間で3000発の爆弾・ミサイルを叩き込むと言っている。イラクの民衆に雨あられのように爆弾が投下され、大虐殺が始まろうとしている。イラクでは湾岸戦争のときにアメリカが使用した核兵器−劣化ウラン弾による放射能障害で今も子供たちが毎日のように死につづけている。
 これほど恥知らずな戦争はかつてなかった。これほど非道な戦争はかつてなかったことだ。
 「大量破壊兵器を保有している」などと言うが、地球上の核兵器のほとんどを保有しているのアメリカ自身だ。イラクに細菌兵器を渡したのはアメリカ自身だ。アメリカの軍事予算はイラクの一千倍以上である。
 ブッシュは最後通告のなかで、「危険を除去するための先制攻撃だ」と宣言した。まさにブッシュドクトリンで宣言したとおり、米国の国益だけを基準にどこへでも先制攻撃をしかけるということだ。「国連も国際憲章も関係ない。われわれは偉大な軍事力をもっている。だからこれを使う」というのだ。まさに帝国主義的侵略戦争だ。アメリカは同じ論理で北朝鮮をはじめ、世界中に戦争をしかけようとしている。世界戦争の危機が迫っている。
 ブッシュの狙いは、埋蔵量世界二位のイラクの石油を独占し、国連やNATOなどの戦後的な秩序もすべて解体して米国が世界に君臨する新たな「世界秩序」をつくろうとする戦争だ。ブッシュドクトリンには米国の目標は中国の市場と権益を独占することだと明記されている。
 この戦争の背景にあるのは、資本主義体制が万策尽きて出口のない危機に行き着いたということだ。最後の一手が戦争しかなくなったのだ。
 生き残りをかけた帝国主義国どおしの対立・衝突が始まっている。歴史は不気味に繰り返されようとしている。
 しかし、世界中で労働者・民衆が燎原を焼き尽くす炎のように闘いに起ち上がっている。ブッシュやブレアは追いつめられている。労働者の団結した力こそが戦争を止める力だ。今こそ起ちあがろう。
 イラク侵略戦争の最も積極的な推進者として世界に登場した小泉政権を倒そう!

有事立法の制定を許すな!
 NO WAR! DON'T ATTACK IRAQ!
 THE WORLD SAYS NO TO WAR!
 3・27−30春闘ストライキに起ちあがろう!

DC通信目次 DORO-CHIBA