DC通信No.6  03/02/21
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「国労臨大闘争弾圧を許さない会」 のメッセージの一部を紹介します

 昨年10月、不当解雇撤回を求めて闘い続けてきた国労の仲間たちを、国家権力が不当逮捕した。解雇撤回闘争の継続を訴える自らの組合員を査問委員会にかけ、一〇四七名闘争を切り捨てようとした、国労本部の労働組合にあるまじきやり方に対し、5・27国労臨大で、「なぜそんなことをするのか!」と説得行動をしたことが理由だ。
 理不尽としか言いようがない。直ちに「国労臨大闘争弾圧を許さない会」が全国に組織され、動労千葉もその呼びかけ人の一員となった。現在三五〇をこす個人団体が呼びかけ人となっている。そのメッセージの一部を紹介する。

佐藤 昭夫(発起人・名誉教授/弁護士)

 今回の事件がどういうものかと言えば、国労の闘争を分断するものとしてやってきたのです。しかも今までの労働運動の中で認められてきた組合運動の正当性を真っ向から否定するというやり方です。

高山 俊吉(発起人・弁護士)

 四党合意では人道的観点が基本であるということが言われていました。しかし人道的観点とは、人を刑事訴追することか、70日も拘留し続けることなのか、その家族を苦しめることなのか、四党合意の本質がこの事件によって明確になっていると思っています。

大久保史郎(立命舘大学教授)

 国労本部による争議団の排除・差別は日本の労働運動の恥ですが、今回の事件は労働運動内部への警察の介入であり、団結自治の破壊として許すわけにはいきません。起訴者全員の即時釈放と公訴棄却を求めます。あわせて心有る国労組合員の団結の強化と拡大を願います。

加藤 徹夫(元国労本部特別執行委員)

 5・27臨大弾圧を許さない闘いは、国労の誇りと伝統を貫く国鉄闘争、「不当解雇撤回・JR復帰を要求」と一体である。心から連帯する。

倉崎  繁(大学教員)

 「暴力行為等処罰に関する法律」自身が 国家権力による暴力行為だと思います。 国鉄をJRにかえ、分断して、反対して 闘う労働者を犯罪者に仕立てあげた国家権力こそ罰せられるべきです。

手嶋 浩一(元国労九州本部書記長)

 絶対許すことのできない逮捕です。日本の軍国主義化、そのための有事法制化を押し進めるための人民封殺の布告に過ぎません。国労問題が単に国労問題でなかったように、今度の逮捕は労働運動総体への攻撃であることはもとより、国民そのものへの攻撃にほかなりません。今後一切の権力への抵抗・言論の自由さえも圧殺されていくことになっていくでしょう。是非最後まで頑張っていただきたい。非力ながら私も共に闘います。

青木 雄二(漫画家)

 社会から生まれながら社会の上にたち、社会からますます疎外してゆくこの権力こそが国家なのである。(エンゲルス)

永田 悦子(元日教組婦人部長)

 十四年もの長い闘いを共に闘ってきたつもりですが、首切りが当たり前のようになりつつある今、この闘いを何としても勝利させたいと強く思うひとりです。すべての労働者を元気づけるためにも、生きている限りがんばります。

野田 正彰(評論家)

 ビラまき・説得活動で暴力行為とは、許しがたい。何でもできると思っているのでしょうか。

宮城 康博(沖縄県名護市議)

 「多衆の威力を示し暴行した」とされるべきは、この事態を知りつつも傍観するもの。裁判闘争を支援し、本声明の呼びかけ人に加わらせてもらいます。

宮坂  要(国労元書記長)

 不当労働行為をくり返した上に、刑事弾圧まで行なう国労つぶし攻撃とたたかい、これにたち向う多くの皆様に敬意を表します。

宇井  純(大学教員)

 一人も路頭に迷わせないという政治屋の二枚舌から始まる展開に歯噛みをして見守っていますが、何分遠方の上にこちらの山積みする問題に追われて何もできません。ここに名を連ねることによっていささかでもお役にたてることがあれば幸いです。

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