11月集会呼びかけ文・第1次ビラ
2007.08.03

2007年11月4日全国労働者集会へ 団結してガンバロウ!
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11・4全国労働者総決起集会へ!

11・4全国労働者集会呼びかけ NEW

11月集会第1次ビラ(PDF1.02MB)NEW

11月集会ホームページ NEW

●集会名称 「たたかう労働組合の全国ネットワークをつくろう! 改憲‐戦争と民営化‐労組破壊にたち向う労働者の国際的団結を! 11・4全国労働者総決起集会」
●と き  11月4日(日) 正午開会
●ところ  東京・日比谷野外音楽堂

11月集会呼びかけ文

  たたかう労働組合の全国ネットワークをつくろう!
  改憲-戦争と民営化-労組破壊にたち向う労働者の国際的団結を!
     11・4全国労働者総決起集会への賛同と参加のお願い

全日本建設運輸連帯労働組合関西地区生コン支部 
全国金属機械労働組合港合同             
国鉄千葉動力車労働組合                 

 全国のたたかう労働者のみなさん!
 「たたかう労働組合の全国ネットワークをつくろう!」と呼びかけて始まった11月労働者集会は、今年10周年を迎えます。この10年、全国の仲間たちに支えられて参加者も年々増え、2003年からは日・韓・米労働者の国際連帯集会として発展するなど、労働運動の復権・再生を求める全国の労働者の結集の場として着実に基礎を築いてきました。
 改憲国民投票法の制定、教育基本法(教育改革4法)改悪等、私たちは歴史の大きな分岐点にたっています。安倍政権は「戦後レジーム(体制)からの脱却」を掲げ、改憲と戦争に突き進もうとしています。防衛庁は「省」に昇格し、日米安保の飛躍的強化がおし進められ、排外主義や国家主義が煽りたてられています。ブッシュや安倍は、泥沼化するイラク侵略戦争の危機に突き動かされ、戦争を世界に拡大しようとしています。
 安倍政権は危機に立っています。しかし、今秋の臨時国会では、再び八時間労働制や労働者の団結権を解体する労働契約法や共謀罪の制定が画策されています。
 一方、民営化、規制緩和、市場原理主義政策が横行する状況の中で、雇用や賃金、団結を破壊され、社会保障制度が解体されて、労働者には、闘わなければ生きることのできない現実がのしかかっています。ロストジェネレーションと呼ばれ未来と希望を奪われた青年たちが「生きさせろ!」と声をあげはじめています。
 社会保険庁解体―「消えた年金」問題に示されたように、すべての矛盾を労組破壊攻撃にすり替える卑劣な攻撃が吹き荒れています。攻撃の焦点は労組破壊にすえられています。自民党は自治労・日教組を「国民の敵」と公言し、マスコミを総動員した激しい攻撃が仕掛けられ、教員免許更新制の制定によって国家の意志に従わない教育労働者の排除=解雇攻撃が襲いかかろうとしています。「日の丸・君が代」不起立闘争に対しては、来年春にも根津さんへの解雇攻撃が画策されています。また連帯労組関西地区生コン支部に対するたび重なるデッチあげ逮捕をはじめ、闘う労働組合への大弾圧が仕掛けられています。その一方で財界は「偽装請負」 問題等、違法の限りを尽くして労働者を搾取し、それを開き直り史上空前の利益をあげています。
 労働運動は止めどない変質を深め、改憲容認にまで転落しようとしています。しかし、そうした否定的現実やナショナルセンターの枠をこえて現場からの怒りの声が高鳴りはじめています。今こそ怒りの声をあげなければなりません。今なによりも求められているのは、労働者が団結を取り戻し、労働組合を甦らせることです。自らのもつ力と可能性を自覚し、誇りを取り戻すことです。今こそ不一致点は留保し、一致点を拡大して職場から闘いに立ち上がり、全国に闘う労働組合の共同センターや労働学校を網の目のように組織しよう。改憲―戦争と民営化―労組破壊攻撃にたち向う共同闘争をつくりだそう。闘う労働組合の全国ネットワークをつくりあげよう。
 この一年、私たち三組合は、労働運動の再生をめざして闘いを積み上げてきました。連帯労組関西地区生コン支部は大弾圧をはね返して、永年の闘いによって築きあげてきた産別政策闘争の画期的な地平を守り、さらに発展させようとしています。港合同は「団結こそ命」を掲げ、矛盾が集中する中小零細企業に働く仲間を地域で組織し、倒産・解雇攻撃と対決して闘いぬいています。動労千葉は、拠点職場の廃止攻撃に立ち向かい、団結を守りぬき、一〇四七名の解雇撤回闘争を継続しています。そしてこの5月には、闘う労働運動の再生をめざす討論集会を開催し、今こそ全国で職場・地域から闘う労働運動再生への火の手をあげようと確認しました。
 全世界で闘いが燃え上がっています。アメリカでは1930年代に次ぐ「労働運動の第二の高揚」(ネクスト・アップサージ)がはじまっています。韓国の労働者は幾度ものゼネストに立ち上がり、非正規職関連法や韓米FTAと対決して闘っています。新たな情勢のなかで、労働運動の変革・再生を求める現場からの声が大きな津波となり、力となって登場する時代が到来しています。
 私たちは、節目となる10回目の本集会を、自らの飛躍をかけた闘いとして全国の仲間たちに呼びかけようと討議しました。渦巻く怒りの声をここに総結集し、労働者の団結した闘いこそが、歴史をつくり、社会を変革する力だと宣言しよう。とくに改憲阻止に向けた闘う労働者・労働組合の総決起の場として本年の11月集会を開催する決意です。志を同じくするすべての皆さんの賛同と参加を心よりお願い申し上げます。
 2007年7月

●集会名称 「たたかう労働組合の全国ネットワークをつくろう! 改憲‐戦争と民営化‐労組破壊にたち向う労働者の国際的団結を! 11・4全国労働者総決起集会」
●と き  11月4日(日) 正午開会
●ところ  東京・日比谷野外音楽堂

たたかう労働組合の全国ネットワークとは?

 1998年、全日本建設運輸連帯労働組合・関西地区生コン支部(全日建関生支部)、全国機械金属労働組合・港合同(港合同)、国鉄千葉動力車労働組合(動労千葉)の三組合が呼びかけて、「たたかう労働組合の全国ネットワークをつくろう!11・8全国労働者総決起集会」を開催しました。

  この11月集会を呼びかける契機となったのは、組対法(組織対策法)反対闘争と、国鉄1047名問題に関する東京地裁の98年5・28反動判決に対する闘いでした。国家総ぐるみの不当労働行為を開き直り、労組法−労働委員会制度を否定するこの判決に対し、「こんなものがまかり通ったら、不当労働行為=組合潰しも首切りもやりたい放題だ」という危機感と怒りを強烈に持ったことが、三組合の「呼びかけ」の出発点になりました。

 そしてこれまでの様々な問題を乗り越えて、今こそ闘う労働組合が大同団結することが求められているという思いを込めて「全国ネットワークをつくろう」と呼びかけたのです。

たたかう労組ネットワークDORO-CHIBA