侵略戦争を賛美し「慰安婦」制度を肯定する安倍・橋下弾劾!動労千葉震災レポートNo.53.doc

侵略戦争を賛美し「慰安婦」制度を肯定する安倍・橋下弾劾!

改憲・戦争に突き進む安倍政権を労働者の怒りで打倒しよう!

原発輸出は、戦争への道だ!

安倍政権のもとで極右勢力の突出と、戦争・改憲への動きがますます激化しています。安倍首相は国会で、日本が行ったアジア侵略戦争と植民地支配の歴史を「侵略と断定はできない」と、公然と否定する発言を行いました。さらに大阪の橋下徹市長は、旧日本軍の「慰安婦」制度は「軍の規律維持に必要だった」と暴言を吐き、沖縄駐留米兵のために「風俗業の活用を進言した」などと言い放ちました。これらは、過去の侵略戦争への居直りにとどまりません。今まさに東アジアにおいて、米オバマ政権の「新軍事戦略」のもとで対中国・対北朝鮮の軍事的緊張がつくり出されている中で、新たな戦争への突入を意識的に煽る発言です。

 

安倍などの極右反動勢力が何と言おうと、戦前の日本帝国主義のアジア侵略は、否定できない歴史的事実です。その全過程において、彼らは朝鮮・中国・アジア人民に対する搾取・収奪・人権蹂躙、虐殺の限りを尽くし、国内の労働者人民を帝国主義戦争に動員しました。沖縄を先頭とする日本の労働者人民、世界の人民は、安倍や橋下らのこの唾棄すべき言動を絶対に許しません。

大恐慌の中で存亡の危機に立たされている安倍政権は、アベノミクスと称して、すでに破産した国家財政を、さらに巨額の財政資金投入によって絶望的破局に追い込んでいる一方で、ベトナム、サウジ、UAEなどへの原発輸出攻勢を展開し、トルコとの間では原発受注協定に署名しました。これは、原子力マフィアの利害のために、福島の人々の苦しみを、全世界の労働者人民に拡大しようという策動です。しかも、原発に関連するあらゆる施設と運用を「パッケージ輸出」と称して、一緒に輸出するのが日本政府の戦略です。原発の技術的運転ノウハウのみならず、労働運動・反原発闘争を弾圧し、大量の非正規職を始めとする労働者に被爆させて使い捨てにしてきた方法をも輸出するのです。また、核武装の基盤の獲得を狙う諸国を取り込み、日本帝国主義の戦略的影響力を拡大せんとする策動であり、新たな戦争への道です。日本の労働者人民として、絶対に許すことができません。

また、橋下大阪市長という人物は、大阪市の公共サービスの全面民営化、公務員労働者の総非正規職化、組合つぶしの先頭に立っている労働者階級の敵です。公務員労働者に対し、賃金7.8%カットの攻撃をしかけてきている安倍政権の先兵です。

その彼らが、労働者の生活を破壊し、福島や沖縄を切り捨てるだけでは足らず、今や戦後体制を自ら破壊して世界を新たな戦争に引きずり込もうと、とんでもないうごめきを開始したのです。ここに、第二次世界大戦における日本のアジア侵略を正当化し、ひらきなおっている安倍政権の改憲・戦争攻撃と極右反動発言の本質があります。

これを打ち破る最大の力は、安倍政権の新自由主義攻撃・改憲攻撃と真っ向から対決する階級的労働運動の登場です。そして、新自由主義の搾取と戦争に反対して立ち上がる全世界の労働者の国際的に団結した闘いです。

安倍政権の凶暴化は、今や日本全国で、労働者の怒りに火をつけています。青年労働者・学生を先頭に、闘う労働者の熱い団結と闘争の息吹がよみがえり始めています。私たちはその一切を6・9国鉄集会に総結集し、安倍政権にたたきつけ、そこから安倍政権を打倒する本格的闘いに突き進みます。

階級的労働運動の前進と労働者の国際連帯の力で、あらゆる戦争勢力を粉砕し、資本の支配を打ち倒す闘いに進みましょう!

 

2013年5月19日動労千葉・国際連帯委員会

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