大会宣言 (第31回国鉄動力車労働組合総連合定期全国大会)

本日われわれは、DC会館において第31回定期全国大会を開催し、第2の分割・民営化攻撃と対決して動労総連合の発展をめざす新たな闘いの方針を決定した。
動労総連合結成から30年、今年の大会は九州、北陸、東京で結成された新たな単組の仲間たちを迎えて開催された。「動労総連合を全国へ」の闘いは着実に前進している。時代は動き、われわれにはもっと大きな飛躍が求められている。国鉄分割・民営化攻撃と闘いぬき今日まで団結と原則を守りぬいた真価がいよいよ発揮されなければいけないときが到来している。
全世界の階級闘争の最先頭に韓国・民主労総が立っている。その闘いは数百万の民衆総決起を生み出し、パククネ政権を打倒しようとしている。新自由主義攻撃への我慢のならない怒りの声が爆発し、ついに歴史が動き始めたのだ。しかもわれわれは、11・6労働者集会の成功をかちとり、翌12日、民主労総ソウル地域本部と共に「東京―ソウル国際共同行動」を全世界に呼びかけたその闘いの当事者として存在している。
アメリカでも、大統領選でのトランプ当選によって全土で階級的衝突が始まろうとしている。安倍政権は、朝鮮半島―東アジアをめぐる軍事的緊張が高まる中、戦争・改憲の準備を進め、労働法制解体、社会丸ごと民営化、総非正規職化に突き進んでいる。しかしその一方で、アベノミクスの化けの皮が剥がれ、足元からすべてが崩壊しようとしている。
JR情勢も激変しようとしている。JR東日本は「今までの延長線上にない視点に立った業務の見直し」を宣言し、文字通りの意味での第2の分割・民営化攻撃にうって出ようとしている。それは、単に一企業の再編、転籍を伴う分社化攻撃への踏み出しというだけでなく、安倍政権が掲げる「働き方改革」=「正社員ゼロ・解雇自由」社会への道を、JRとグループ企業が先頭を担って掃き清めようとする攻撃だ。それは、社会の在り方の大転換をはらんだ攻撃であり、戦争法強行や労働法制解体とも表裏一体のものだ。
しかし、すべてが限界に達している状況の中で遂行される新たな攻撃が生み出すのは、矛盾と破たんのルツボでしかない。誰もが「もうこりごりだ」と感じている。団結さえ崩さなければ必ず展望は開ける。われわれは徹底的に職場・地域に根ざした闘いを展開するとともに、民主労総がこの3年余りの困難な闘いの中で、「民営化反対」「成果主義反対」「もう競争はやめよう」という価値観で世論の7割以上を獲得した闘いに学び、階級的労働運動の復権をめざして、社会的規模で価値観の転換を生み出す闘いに挑戦する。
JRは、「選択と集中」を掲げ、地方ローカル線の全面的な切り捨て=公共交通機関であることの放棄に突き進もうとしている。職場には、耐え難い労働強化がのしかかり、常軌を逸した監視・締めつけ、些細なことでの乗務停止や不当処分―強制配転・強制出向等の綱紀粛正攻撃が吹き荒れている。「大量退職」を逆手にとった労組破壊攻撃、労働者を雑巾のごとく使い捨ててゆく攻撃が職場を覆っている。グループ会社では「5年で全員解雇・無期雇用に転換しても一生最低賃金」の就業規則改悪が強行されている。もはや我慢の限界だ。
17年に及ぶ外注化粉砕闘争、そして採用差別が国家的不当労働行為であったことを確定させた1047名解雇撤回闘争が勝利の展望を示している。われわれの闘いが民営化・外注化をここまで追いつめたのだ。強制出向無効確認訴訟の勝利をかちとろう。
われわれは、3月ダイ改、17春闘を当面する焦点として、ストライキを配置して闘いに立ち上がる。第2の分割・民営化攻撃を粉砕しよう。JR貨物やグループ会社で働く仲間たちの労働条件の抜本的改善、大幅賃上げをかちとろう。JRの職場から非正規職撤廃闘争を燃え上がらせよう。
3・11福島原発事故から5年半、被曝と帰還の強制を迫る攻撃に怒りの声が沸騰している。動労水戸を先頭に、総連合の総力を結集して常磐線全線開通攻撃を粉砕しよう。被曝労働拒否闘争をさらに発展させよう。
三里塚、沖縄、星野再審闘争も正念場だ。新自由主義攻撃と闘う世界中の労働者と連帯し、戦争と民営化、非正規職化と貧困の安倍政権打倒に突き進もう。
「すべての闘いを組織拡大の視点から」「職場闘争なくして組織拡大なし」「反合・運転保安闘争なくして組織拡大なし」。JR―グループ会社を貫く闘いに起ち上がり、本格的な組織拡大を実現しよう。動労総連合を全国に! 全単組・全組合員の総決起で、動労総連合をJRにおける階級的産別労組として発展させよう。
右、宣言する。
2016年12月12日
第31回国鉄動力車労働組合総連合定期全国大会